会社(自分のminiカンパニー)の作り方

 「自分の事業(会社)を持つ」ってすごくハードルが高そう・・・

「あぁ・・意外とこんな・・・へぇ〜〜」って感じてもらえたら良いです。

  

 従来は手続きや申請書類の作成が手間で、行政書士へ依頼することも多かったのですが

今では、マネーフォワードなどの利用で異様に申請が簡単になっています。

 

 手続き方法は省きますので、会社設立〜会社運用の流れが判るように書いていきます。

 

 

会社の設立手順

1 会社の名前(商号)を決める

・『株式会社 or 合同会社』を付けなければいけない

・使える記号は ローマ字・アラビヤ数字・「&」「・」「ー」「,」「’」「.」

など、多少のルールはあるけれど、基本何でもOK!

 

名前を決めたら、ハンコを作ります。

 

2 事業の目的や出資内容(定款に書く内容)を決める

 どんな事業をどんな目的で行うかを決め

(株式会社であれば)

 誰がどれくらいの金額を出資して、株式を取得するのか(オーナーになるか)決める

(合同会社であれば)

 誰がいくらの出資をするのか決める

 

出資額 = 資本金 となるので、

ある程度の信用が欲しければそれなりの金額を

特に問題なければ1円でもOKです。

 

 ここまで決まれば、定款の【絶対的記載事項】が書けると思うので作成していきましょう。

 電子定款がオススメです。(印紙代4万円が不要、管理が楽)

 

 

 合同会社の場合も定款は作成しますが、株式会社の定款と違い、公証人の認証手続きが不要です。

 

3 登記申請書を作成

 株式会社と合同会社で、若干書類の違いがありますが、似たような流れです。

 マネーフォワードなど活用して、進めていきます。

 

 

4 法務局へGO

 作成した書類を提出します。

 不備等なければ、婚姻届提出くらいアッサリ終わります。

 

 

個人事業より何が良い?メリットは?

 

 1 法人化で節税!

 2 事業のための資金調達がし易くなる(銀行がお金を貸してくれ易い)

 3 社会保険に入れる

 4 その他諸々

 

1 節税に関しては

  事業で得た利益を「会社という魔法の箱」を通し、税制上で得をするということです。

 

 

 最大のメリットとなり得ますが、利益が少ない状態では、デメリットにもなるので要注意!!

 

2 資金調達について

 銀行などから融資を受け易いのは、個人よりも法人

 

 初めから大きな借金をして事業を開始することは絶対にないと思いますが、事業拡大の局面や不動産運営の際に、法人であると融資を受け易いです。

 

 銀行はお金を貸したがっているけど、金利を上乗せして返してくれる確率が高い方をしっかり見てきます。

 

3 社会保険に入れるということは・・

「★個人」→「☆法人」

★国民年金 → ☆厚生年金

★国民健康保険 → ☆健康保険

 

に加入することになり、メリットに転じる可能性が大きい。

 

4 その他諸々

 モチベーションやできることの幅、人によってさまざまなメリットがあるので、自分にとってどんなメリットがあるか、調査してみてください。

 

デメリットはある?

 当然、デメリットも存在します。

 ・設立の費用がかかる

 ・設立の手間

 ・会社運用の手間(一人だけの会社であっても)

 ・赤字の場合であっても発生する法人税

 ・プライベートな時間との切り分け などなど

  

まとめ

 個人事業で収益化の仕組みが出来上がったら、会社を作ることも是非考えてみてほしいです。

 LLC(合同会社)であれば、株式会社設立よりも敷居が低く、

家族経営の企業、シニア企業、副業企業、大学or社内ベンチャー企業にも向いています。

 

 【企業】というと、なんだか特別な感じがして、難しいことのように感じますが

 やってみたら誰でも形は作れます。

 

 膨大なリスクが・・・とも考えられますが

 会社を作ることで、事業に関する責任を「有限責任」にすることができます。

 

 【会社】という箱を作ることは

 税金を減らす「箱」

 責任の流れを会社止まりにする「箱」

 法人格ということを見せつける「紋所」

 を作ることと同義です。

 

 すでに個人事業をしている方には「個人事業を会社にしたい!と思ったらはじめに読む本」という書籍が非常に分かり易かったのでオススメします。

 本稿を書く際にもかなり参考にしています。

今回の記事はここまでです。

沢山の企業が生まれて、日本経済がどんどん強くなってくれれば嬉しいです!!

 

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