※ いざという時 ⇨①非常事態の起こった場合。②一大事発生の時。③緊急にすべきことが起きた時。
「いざという時の備え」と聞いて何を思い浮かべますか?
防災グッズや医療品、長期保存用の食料や飲料の備蓄など災害時の生命を守るものがイメージされる方多いと思います。
「いざという時のお金」の場合では何を思い浮かべますか?
普段手をつけない所に置いている秘蔵の現金や預貯金、車・ジュエリー・土地などの売却益、民間の保険商品・・・などなど。
色々あると思いますが、どんな有事でも無価値にならない最強の「いざという時のお金」は 金 (ゴールド)です!!!
課題
金(ゴールド)とは根本的に何なのかを把握する。
金融資産としてと金(ゴールド)について理解する。
分析
金(ゴールド)は貴金属では最も大きい原子番号79を持ち、「Au」という記号が付いている。
展性・延性に優れていて、1gで数平方メートル広がったり、3,000メートル延びたりできる。日本では金箔にしてお寺に貼ったり(金閣寺)、着物などの装飾で金糸が使われている例がある。
反応性の低さが凄い。熱・空気・湿気・ほとんどの化学的腐食に対して強い。錆びたり侵食されることがほとんど無いのだ。
熱伝導・電気伝導にも非常に優れている。
加工しやすくて変質の心配はほとんどなく、熱や電気はすぐ伝わる。これらの特性から、工業・医療・化学分野の発展には必要不可欠とされている。
貴金属としての価値だけではなく、装飾品として使われる金属として最も長い歴史を持っている。
そうした背景から、銀や銅と同様に財産対象とされたりしている。
さて、金とはどうやってできるのか?ダイヤモンドのように人工的に作れるのか?どれくらいの量が地球上にあるのか?
鉄より重い金属が生成されることはごく稀で(Feが原子として最も安定のため)、地球上で自然発生することは無いと考えられている。
最近の研究によると、金は「中性子星」の合体によって、白金や他のレアアースと一緒に(中性子を材料にして)合成される。人工的に生成することは非常に難しい。
はるか昔の「中性子星合体」によって作られた金を含む粒子が、たまたま地球が生まれるための材料として、あったに過ぎない。そのため、量も非常に少なく、限りもある。これまで採掘されてきた金の量は50mプールで約4杯。
残りの埋蔵量は約1杯分らしい。このままのペースで採掘していくと、大体20年も経たないくらいで枯渇すると言われている。
このような金(ゴールド)の希少性や重要性、財産対象としての流動性によって、金の価値が生まれている。
結論
今後、人類破滅まで金(ゴールド)の価値は価値はあり続ける可能性が非常に高い。どの国の通貨価値よりも防御力は高いと言える。
しかし、流動性があるため、金価格は日々動く。以前は 【ゴールド < プラチナ】であったのに対し、現在は 【ゴールド > プラチナ】であることから、価格変動というものが存在することは理解しなくてはいけない。
さて、堅苦しいのはおしまい。
個人的に一番のオススメは 金(ゴールド)の現物購入です。
手数料や売買の手間、保管の手間を考えると ETFなどのネット証券で買える商品がベストなのは解っています。ただ、理解した上で、現物をオススメします。
それは、実際に価値のある現物を手元で確認する事ができるからです。資産運用をしていると、実物を体感する機会がほとんどありません。
そして、自分のものと実感して見ると、気分が上がります。
管理に手間があり、また、売却にかかる手間もあるので、少量(大きくても1kgのインゴットまで)で留めておくのが良いでしょう。ちなみに私は金貨保有タイプです。
今回はここまでです。ありがとうございました。
今回のオススメの本はコチラ ゴールド投資 リスクを冒さずお金持ちになれる方法 高橋ダン 著
今回の文章なんかより、はるかに詳しく丁寧にわかり易く「ゴールド」について書かれた一冊です。
この本を書かれた高橋ダンさんは、Youtubeで投資についての動画を配信しています。初心者の方にも、中級者の方にも、上級者の方にもオススメできるリアルタイムな市場の分析〜予測を教えてくれます。