なんとなく、いつも同じ金額で買っているものは沢山あります。
その「なんとなく」があなたのお金が増えない一番の原因になっているかもしれません。
今回の内容は、消費・浪費の中で支出の見直しをする時、物を買ったり、投資をしたり、事業や副業をする時に必ず役立つ情報です。
色々な原価
【ジュース】
中身は 2~5円
中身が100円だと考えて飲んでいる人が多いのではないでしょうか?
この飲み物の「入れ物」、「ブランド」、「入手難度の低さ」など、、自分の求める 需要 がそのモノの値段と釣り合っているか考える、最も身近な例です。
自販機のジュースを例にすると・・
プロによる味の開発、入れ物、パッケージデザイン、自分がその飲み物を信用するまたは知るに至るまでの宣伝、自分が楽に手に入るための輸送、美味しく美味しく頂く為の温度調整などが支払う金額のほとんどを占めている。
【コンタクトレンズ 半年分くらい】
30円
材料はシリコーンハイドロゲルが主流。水を内部に含むシリコーンといった感じ。視力を上げるため、安全性を保つための技術料がほとんど。
【宝石 ジュエリー】
石の原価 数万円 に対して、ジュエリーになると 数十万円
言わずもがな、カット費用の割合が大きい。宝石を装飾品として成り立たせているのは、美しくするためのカットなので、分かり易いですね。
【一軒家 上物】
60%が材料費
40%が大工料やデザイン料になる。2,000万円のお家なら1,200万円が材料。自分でデザイン、建築ができるなら額面では40%引きで家が建てられる。
【CD】
30円
CD自体の価値は30円なので、中身のデータにどれくらい価値があるか。CDそのものを意識して買う人はいないでしょう。CDサイドからの視点で見ると、まさに需要と供給の世界。
結論
商売の基本は作ったものや仕入れたものを、如何に 付加価値 を付けて売るかが根底にあります。
また、価格については いくらまでなら 多くの人が 買ってくれるかが大事になります。
1、高すぎて一部の人しか買わない。
2、安くてみんなが買ってくれるけど、利益が少ない。
これでは、適切な商売が成り立ちません。今の日本なんかは「2」が先行しすぎているから、経済も成長しません。
適切に需要を見極めて供給する、そこで初めて いい商売 が成り立ちます。
そして、その商売は「仕入れ先」「販売元」「購入者」の三方良し(Win-Win-Win)でなければ、いけません。
なぜなら、その商売、その事業が長生きするためには、
人との需給のバランスで成り立っていることを忘れてはいけないから
です。
どの立場でいても、需要・供給 原価・売値 の関係を知っていることが、あなたの生活をより豊かにすることと思います。